坂戸シティFC vs 狭山ラトルズSC:観戦レポート

埼玉県社会人サッカー1部リーグ。昨年王者の坂戸シティFC狭山ラトルズSCを坂戸市総合運動公園に迎えた。第3節にして坂戸シティFCは2試合を消化して2敗。狭山ラトルズSCは1試合を消化して1敗。初勝ち点、初勝利を目指チーム同士の対戦となった。空は分厚い雲に覆われ、夜間に生成された冷やりとした空気が停滞していた。
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ボールは回せる坂戸シティ、シュートは打てる狭山ラトルズ

立ち上がりからボールを支配したのは坂戸シティFC坂戸シティFCは細かく素早くボールを回して狭山ラトルズSCを翻弄する。さすが昨年王者の坂戸シティFC。圧倒的なボールポゼッションは十分にその実績を納得させるものだった。しかしながらボールがなかなかトップに収まらない。裏を狙おうにも狭山ラトルズSCの守備陣がそれを十分に警戒しており、全く機能しない。前半18分、坂戸は最終ラインの裏に抜け出したFW11松本浩平がシュートを放ったが、GKに防がれる。
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押される立ち上がりとなった狭山ラトルズSCは速攻から徐々にゴール前での場面を増やす。前半25分、狭山ラトルズSCは左サイドから繋いでペナルティエリア内でW21虫本晋太郎がシュートを放ったが、GK正面。前半43分には右サイドからのクロスにMF4中嶋義治が左足で合わせたが大きく外す。
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ボールは回せるが、攻撃が組み立てられない坂戸シティFCと、後手に回りながらもシュートまで持っていける狭山ラトルズSC。得点に近かった狭山ラトルズSCはこの前半戦を無得点に終えたことを後悔することになる。

変化をつけた坂戸シティが先制

後半も立ち上がりから坂戸シティFCが丁寧なパス回しでボールを支配する。後半も前半の繰り返しなのかと思われたが、後半の坂戸シティFCは少し違った。後半の坂戸シティFCはロングボールを織り交ぜてサイドの高い位置を使うことを覚えており、攻撃の起点を作ることに成功していた。後半8分、坂戸シティFCは右サイドを抜け出したFW9佐藤大典がゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定を受ける。トップにボールが収まらなかった前半戦と比べたら格段にゴールが近くなった。
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攻め続けた坂戸シティFCから得点が生まれたのは後半9分。坂戸シティFCは右CKからMF14中居剛士が上げたボールをゴール正面でDF4水沢雅之が頭で合わせる。ゴール直前で放たれたシュートは紛れもなくゴールの判定となった。坂戸シティFCにとっては待望の勝利を手繰り寄せる先制点がようやく入った。
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狭山ラトルズは余裕の坂戸シティを覆せず

先制した坂戸シティFCはようやく肩の荷が下りたか、余裕が見られるようになる。よりゆとりをもってボールを回せるようになり、豊富な運動量で狭山ラトルズSCの攻撃を事前に防いだ。狭山ラトルズSCは前半と同様にサイドからの崩しを試みるが、まともに攻撃を組み立てられない。後半41分、狭山ラトルズSCは右CKからGKが弾いたボールをフォアサイドにいたDF28波多隆秀が右足で捉える。抑えの効いたシュートを放てていたが、GKに掻き出されてゴールの枠外に追い出された。
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決定機と言える場面が少なく、なかなか結果が出ないチーム状況が伺える内容の試合だった。90分間を終えて坂戸シティFCが1-0で勝利。昨年の王者が3試合目にしてようやく今季初勝利を獲得した。一方の狭山ラトルズSCは開幕2連敗と苦しいスタートとなったが、守備から攻撃までの流れはスムーズに体現できており、決して悲観するような内容ではなかった。今季初勝利はそんなに遠い未来ではなさそうだ。

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